ストレートネックと肩こりの関係

ストレートネック(頸椎直化)とは、正常には前方に軽くカーブしている頸椎(首の骨)が真っ直ぐになってしまった状態を指します。整体師や医療関係者は、ストレートネックが肩こりや首の痛みを引き起こす一因として捉えています。以下は整体師目線でのストレートネックと肩こりの関係についての説明です。

  1. 筋肉のバランスの乱れ:
    • 正常な首のカーブ(頚椎の前弯)は、頭を安定して支える役割を果たします。しかし、ストレートネックの場合、このカーブが失われることで首や肩の筋肉に過度な負担がかかります。この結果、筋肉が常に緊張した状態となり、肩こりを引き起こすことがあります。
  2. 神経の圧迫:
    • 頸椎の形が変わることで、神経や血管が圧迫されるリスクが高まります。神経が圧迫されると、痛みやしびれを感じることがあります。また、血流が悪くなると、筋肉に十分な酸素や栄養が供給されなくなり、筋肉の疲労やこりが生じやすくなります。
  3. 関節の負担:
    • ストレートネックは、首の関節に不自然なストレスを加えることがあります。これにより、関節が摩耗しやすくなる可能性があります。関節の異常や炎症は痛みやこりを引き起こす要因となることがあります。
  4. 姿勢の悪化:
    • ストレートネックは、全体的な体の姿勢の悪化を招く可能性があります。姿勢が悪くなると、背中や肩の筋肉に余計な負担がかかり、肩こりや背中の痛みを引き起こすことがあります。

ストレートネックを改善することは、肩こりや首の痛みの予防や緩和に繋がることが期待されます。整体やマッサージ、適切なエクササイズやストレッチ、日常生活の姿勢の見直し等が効果的な対策となります。

 

整体院わかば